17世紀の美味をご賞味あれ 幻の南蛮菓子「はるていす」
天文十二年(一五四三)ポルトガルの船が日本にやってきて以来数多くの南蛮文化が伝えられました。
江戸以前の豊後はキリシタン大名大友宗麟の影響もあって南蛮文化が栄えた所です。
竹田にも隠れキリシタンの墓跡が残されています。
江戸初期に書かれた「南蛮料理書」は料理の他多くの菓子が記されています。
そのひとつに「はるていす」があり天皇にも出される程の菓子でした。
元文三年(一七三八)豊の国大野柿ヶ原村と書かれた岡藩のものと思われる菓子値段帳の中にもあって江戸時代竹田あたりで作られていたことがわかります。
この度当地ゆかりの南蛮菓子「はるていす」を現代風にアレンジして再現してみました。
江戸時代の豊後をしのぶ菓子としてご愛顧いただければ幸いです。

3層生地のハーモニー  
 かつてキリシタン文化が竹田に伝わっていたことの周知、地域のお菓子の原点であることをコンセプトとして復活したはるていす。
 はったい粉やアーモンド粉を使用した軟らかな口触りに仕上げています。3層に折り重なった生地のハーモニーとシナモンのきいた風味がとても上品な南蛮菓子です。
 はるていすの復活にあたっては、江戸時代の九州・山口を中心とした食文化に関する研究を続けられている元別府大学短期大学部教授の江後迪子さんに多大なるご協力をいただきました。


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